「隠す」と「仕舞う」を使い分けるプランニング
伊藤建友 株式会社

 洋瓦による三角屋根の愛らしい外観。この住まいに暮らす施主のKさんが、家づくりを意識し始めたのは3年ほど前。当時から、フレンチカントリーの住まいに憧れ、頭の中に確固とした新居のイメージがあった。敷地の候補として、この閑静な住宅地の角地を探し出し、さらに自分の求めるイメージにぴったりの伊藤建友のアンティークスタイルの家と出会う。そこから住まいづくりはリズム良く進み、夢に見た白亜のイメージと現実的な住みやすさが備わった、Kさんの理想の住まいが完成した。アプローチでまず目に入る広いガレージは、あえてシャッターではなく窓付きの引き戸を採用。陽の光が入る屋根付きの半外空間はDIYや子供の遊び場など多用途で、北国では特に使い勝手の良い空間だ。ガレージと母屋をつなぐポーチから入り口のドアを開けると、6帖もの広い玄関ホールが広がる。シューズクローゼットと家族用玄関がゆったりと取られ、アイアンの手摺りや連なるアーチが、この住まいのこだわりをより強く印象づけている。



 Kさんはフルタイムの仕事に就きながら子育ての真っ最中。仕事と家事と育児で時間に追われる毎日を楽にするため、目指したのは“散らからない”住まいづくり。「以前の賃貸住宅は収納が少なくてとても不便でした。新居は各所に収納スペースを提案してもらい、さらに、片付いて見える“隠せる仕掛け”を加えました」とKさん。例えば階段下スペースを活用した家事机兼収納スペースは、引き戸つきで、学校からのお便りや仕事の書類で机の上が乱雑になっていても、引き戸を閉じるだけで視界から消え、リビングはすっきり。リビングに併設された畳のスペースも、扉を閉じるだけで散乱したおもちゃなどをシャットアウトでき、平静の時間をつくることを可能にしています。家事や育児のストレスの多くは「○○しなくては」という強迫観念が引き起こすもの。「片付けなくちゃ」を減らすことで、育児にも余裕が生まれます。その他にも目につかないところで洗濯物が干せる広い洗面脱衣スペースや、容量を多めに取ったパントリーなど、生活感を生むモノたちを見えない場所に置くことで、くつろげる時間が、日々を穏やかで楽しく変える。

敷地面積 278.38㎡(約84.21坪)
延床面積 166.96㎡(約50.51坪)
1階面積 103.19㎡(約31.21坪)
2階面積 63.77㎡(約19.29坪)

◎工法/在来工法
◎基礎/布基礎
◎断熱材/現場発泡ウレタン
◎屋根材/モダンデザイン瓦「カパラス」
◎外装材/窯業系サイディング 吹付仕上げ
◎内装材/天然スタイル土壁
◎床材/WOOD ONE コンビットグラード
◎開口部/YKKap APW430 
◎キッチン/LIXIL アレスタ
◎バスルーム/LIXIL アライズ
◎暖房/ヒートポンプ式温水床暖房
 各室エアコン
◎竣工年月/2018年9月
◎工期/約120日
◎家族構成/3人

BUILDER INDEX
伊藤建友 株式会社
〒015-0075 由利本荘市花畑町一丁目116番
tel 0184-24-3360 fax 0184-24-3413
http://www.itokenyu.com
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